デリヘル盗撮事件簿
風俗嬢の盗撮被害の撲滅
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盗撮カメラの小型化およぼ高性能化に伴い、風俗店(デリヘル)での盗撮犯罪が増えています。
風俗店で勤務する女性が盗撮被害に遭わない為に必要な対策とは?
風俗盗撮がデリヘル店に集中する理由
数ある風俗店の中でも、盗撮が最も容易で多いのがデリヘル店での盗撮犯罪になります。
その理由は盗撮をする側から考えればよくわかります。
ソープやヘルス、ピンサロなどの店舗型の風俗店では盗撮の事前準備ができない、言わば「アウェー」で盗撮しなければいけないのに対し、デリヘルであればラブボや自宅を問わず、盗撮の準備をしっかり行った上で、「ホーム」で盗撮が行えるからです。
盗撮犯は盗撮機器が発覚しないよう、虎視眈々と入念な準備を行ってから女性キャストを招き入れることができるということです。
盗撮を見抜く方法は後で述べますが、もしも盗撮が判明した時には、躊躇せずお店に電話し、スタッフを呼んで警察へ通報して貰いましょう。
盗撮は、最低でも捕まらないと直らない病気です。
たとえ捕まったとしても再犯を犯すことの多い病気です。
以下はデリヘル盗撮に限定したものではないものの、盗撮犯罪に関する犯罪白書の一部になります。
前科のある者は8割弱であるが、そのほとんどは条例違反であり、強制わいせつの前科がある者は少ない。 再犯率は36.4%で、再犯者の4分の3は条例違反による再犯であり、性犯罪再犯(刑法犯)ありの者はほとんどいない。 盗撮型には,複数回の刑事処分を受けているにもかかわらず、条例違反を繰り返している者が多い。
デリヘル(風俗)での盗撮事情
探偵という職務上、風俗店のオーナーや店長だけでなく、女性キャストとも話をする機会が多いのですが、特にデリバリーヘルスでは大半の女性キャストの方がお客さんによる盗撮被害に恐怖心を持たれながら働いていると耳にします。
また、実際に盗撮犯罪被害に遭われたという女性からもお話をおうかがいしました。
盗撮をするお客さんは、本格的な盗撮マニアから興味本位で撮影してしまったという人まで様々ですが、風俗で働く女性を完全に下に見ているという点においては共通しています。
デリヘル盗撮で最も深刻な被害となるのは、一旦ネットにアップロードされてしまえば、被害回復が不可能になってしまうかもしれないということです。
身内や周囲の方に風俗で働いていることがバレてしまうことも考えられますし、将来的に脅迫されるという二次被害も想定されます。
形式上はお店が守ってくれるとされているかもしれませんが、盗撮被害に対し法的にお店やオーナーができることは限られており、「自分の安全(プライバシー)は自分で守るしかない!」というのが現実です。
風俗での盗撮行為で考えられる刑事罰
- 各都道府県の迷惑防止条例違反
- 軽犯罪法違反
- わいせつ電磁的記録頒布、同目的所持罪
過去の逮捕事例が示す通り、盗撮は犯罪行為に該当する可能性があることから、盗撮被害を受けたときは証拠の確保という観点からも、すぐにお店に連絡(自身でも可)し、110番通報するという対応がとれます。(※実際に逮捕に至るかは内容による)
また、盗撮は民法上の「不法行為」に該当することから、損害賠償請求をすることが可能です。
盗撮機器から考える対策
盗撮犯罪というとスマートホンでの撮影をイメージされる方も多いとは思いますが、盗撮に悪用できる特殊なカメラであっても、ネットで容易に購入できます。
お店の管理者は安心して女性キャストが働けるよう、盗撮方法や盗撮器の知識を学び対策する必要があります。
ただし、盗撮行為を見破るのはあくまでも女性キャスト本人であることから、具体的な盗撮方法をレクチャーした上で、盗撮行為が確認された場合の初期対処手段を示してあげなければいけません。
ここで、風俗のサービス利用時で考えられる盗撮機器(方法)をご紹介します。
※主にデリヘルでのラブホテルやビジネスホテル、自宅での盗撮方法です。
- 市販のビデオカメラを使った盗撮
- スマートフォンを使った盗撮
- アクションカムやGoProなど小型ビデオカメラを使った盗撮
- 特殊ビデオカメラを使った盗撮
盗撮用カメラの入手現状としては、様々な物にカモフラージュされた盗撮に悪用可能な撮影機器(盗撮カメラ)が販売されており、ネットなどで誰でも簡単に購入が可能です。
盗撮対策のポイントとしては、盗撮用カメラが販売されているという認識をもっていただくことを前提として、盗撮する側からすれば部屋の暗さがネックになる傾向があるということが挙げられます。
暗視機能の付いた市販のビデオカメラや赤外線が投射できる特殊なカメラを除き、小型の盗撮用撮影機材は暗い場所では鮮明な撮影が難しいものばかりです。
盗撮が疑われる場合、わざと部屋の明かりを真っ暗にしてみて、お客さんの様子をうかがうというのも1つの方法になります。
また、明らかにサービス中の身体の向きに違和感があるというのも、その先に盗撮カメラがあるかもしれないことから、要注意ポイントです。
撮影用機材(カメラ)のレンズを見つけるという方法
ビデオカメラでもカメラでも、映像や画像を撮影するには絶対に【レンズ】が必要です。
スマートフォンを見ればわかりますが、どの撮影機器にも必ず大なり小なりのレンズがついていて、レンズがあるから撮影ができるのです。
そのレンズを専用の機器でみつけるというのは、効果的な盗撮対策といえます。
「レンズ発見器」や「盗撮カメラ発見器」で検索すればすぐに確認できます。
値段も3千円程度から高くても3万円程度で購入可能です。
ここで重要なのは直接レンズを見つける【光学式】のものを絶対に選ぶべきで、【無線式】のものは高額(5~7万円程度)なだけで使い道が限定されるため購入する必要はありません。
使い方は光学式の発見器を通して怪しい場所を覗き見るだけですので、少し慣れれば誰にでも簡単に使えます。
そこまで高いものではありませんので、女性が自分用に購入するのも良いでしょうし、お店が複数台購入しスタッフに持たせておくのも良い方法だと思います。
また、ホームページなどで「盗撮犯罪防止に女性キャストにカメラ発見器を携帯させています。安心してサービスを提供できるようご協力ください。」と記載しておくだけでも、抑止効果は大きいでしょう。
盗撮への不安を抱えて風俗で働く女性は多い
冒頭でもご紹介しましたが、報道されているだけでも相当数の風俗が舞台となっている盗撮事件がることから、盗撮行為が蔓延していると考えた方が良いでしょう。
そのことは他の誰よりも、実際に接客する女性キャストがわかっており、盗撮への恐怖を感じていることです。
また、盗撮だけでなく、様々なトラブルに不安をかかえたまま働いている女性も多いと思います。
トラブルになった時、警察に通報するなど毅然とした対応も大切かと思いますが、それよりもトラブルにならないよう防止策を講じておくことの方が重要です。
女性キャストも警察沙汰は避けたいはずですので、可能な限りの事前対策は大切です。
安心して女性キャストが働けるよう、現場の声をしっかり聞いて、その対策をしっかり行えるお店が女性にとっての優良店であり、生き残れるお店ではないでしょうか。
近年のデリヘル盗撮事件記事
- 派遣型風俗店の女性を盗撮か、警官を書類送検(2023.03.15)
自宅に呼んだ派遣型風俗店の女性を許可なくカメラで撮影し、女性に気づかれて通報された。
- 盗撮狙いか、NHK職員逮捕(2023.03.07)
風俗店で女性従業員を盗撮しようとしたとして、札幌・中央署は北海道迷惑行為防止条例違反の疑いで、NHK札幌放送局の技術職員を現行犯逮捕した。
- 風俗店女性を都内のホテルで盗撮 埼玉県(2021.05.29)
東京都内のホテルで風俗店から派遣された女性を盗撮した県危機管理課の男性主査を停職3カ月の懲戒処分としたと発表した。
- 眼鏡型カメラで風俗店員盗撮してネットで動画販売の男逮捕(2021.07.30)
ホテルで風俗店従業員の女性を眼鏡型カメラで盗撮した動画を販売していた男性(42歳)が警視庁に逮捕。
- 「盗撮されている」とSOSしたデリヘル勤務女性が刺殺(2021.06.01)
東京都立川市のホテルで、派遣型性風俗店に勤務する31歳の女性従業員と25歳の男性従業員が包丁で刺され、女性が死亡し、男性が意識不明の重体になっている事件で、逃走していた容疑者が逮捕された。
- デリヘル嬢を無断撮影 新潟県警の警察官を盗撮疑いで逮捕(2021.05.11)
中越地区のホテル室内でデリヘル嬢の裸をスマ―トフォンを使い無許可で撮影した疑いで巡査(23歳)を逮捕。
- 小学校教頭、ホテルで風俗店女性をペン型カメラで盗撮しようとして逮捕(2021.03.21)
愛知県一宮市のラブホテルで、風俗店の女性を盗撮しようとしたとして、58歳の小学校教頭が逮捕。
- ホテルに呼んだ風俗店従業員を盗撮して逮捕(2021.02)
新型コロナウイルス対策を担当する埼玉県の危機管理防災部に勤務する52歳の男性職員が、風俗店従業員を盗撮したとして逮捕。
- 風俗店勤務の女性盗撮疑いで警察官逮捕(2021.03.27)
ホテルで風俗店勤務の女性(20歳)を盗撮したとして、県迷惑行為防止条例違反の疑いで、岐阜中署生活安全課の男性巡査部長(38歳)を逮捕。
- 小学校教諭、終業30分でデリヘルを利用し盗撮で逮捕 (2020.03.18)
静岡県沼津市のホテルで風俗店店員の女性を盗撮したとして40代の教師の男が逮捕。
この他にも多くのデリヘル勤務女性が被害にあった盗撮事件が報じられているだけでも多数あることから、実際の被害件数は膨大なものになると考えられます。
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三重県の探偵ニュース 筆者紹介
探偵 矢橋克純
探偵社ガルエージェンシー伊勢湾・三重・名古屋駅西代表
ガル探偵学校名古屋校校長
ガルエージェンシー代理店統括事業部
出演テレビ番組多数
ラジオ番組コメンテイター、各種雑誌にて連載を執筆中
地域に根を張った探偵・興信業務を行い、東海・近畿地区には独自のネットワークが確立されており、特に三重県内での調査には絶対の自信があります。
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