GPS発信機（追跡装置）発見アプリ
GPS発信機発見調査でのよくある質問

ページ更新日：2024/10/22

弊社には「GPS発信機を探せるアプリのようなものはあるのか？」「自分の車にGPS追跡装置がつけられているのではないか？」という相談がよく寄せられます。
そこで、ここではGPS発信機を探すアプリはあるのか？や、発見調査時によく寄せられる質問をご紹介します。

GPS（グローバル・ポジショニング・システム）

グローバル・ポジショニング・システム（英語: Global Positioning System, Global Positioning Satellite, GPS、全地球測位システム）とは、アメリカ合衆国によって運用される衛星測位システム（地球上の現在位置を測定するためのシステムのこと）を指す。
ロラン-C（Loran-C: Long Range Navigation C）システムの後継にあたる。
アメリカ合衆国が軍事用に打ち上げた約30個のGPS衛星のうち、上空にある数個の衛星からの信号をGPS受信機で受け取り、受信者が自身の現在位置を知るシステムである。

引用元: Wikipedia GPSより参照

ＧＰＳ発信機を探すことができるアプリはあるのか？

「車やオートバイなどに巧妙に仕掛けられたGPS発信機をスマートホンで簡単に探せるようなアプリはあるのか？」誰もが知りたいところだと思いますが、GPS発信機を探すことができるアプリはありません。

その理由はこの後に記載しますが、GPS発信機は人口衛星からの電波を受信する機器であり、電波を発信する機器ではないからです。

GPS発信機を探せるアプリは存在しません！

ＧＰＳ発信機からの電波は簡単に見つけられますか？

「GPS発信機（追跡装置）がら何らかの電波が出されており、その電波をキャッチして、仕掛けられた発信機の場所を特定する。」
これはGPS発信機の仕組みを知らない大多数の皆さんが勘違いしていることです。

そもそもGPS発信機という呼称が誤りであって、正確に呼ぶのであれば「GPS受信機」になります。
　※ただし、ここでは便宜上「GPS発信機」と記載します
電波を出すのはGPS機能を搭載した人口衛星であり、専用のGPS発信機だけでなくスマートホンを含めたGPSによる位置情報は人口衛星から出された電波を受信した場所（緯度経度）を表示するものです。

人工衛星が得た緯度経度の数値を地図に表示する為のシステムが車のナビやグーグルマップなどになります。
ちなみに弊社の緯度経度は「34.96303293947473, 136.61098670111303」でであり、地図上では以下のように表示されます。

GPS人工衛星からの電波は、地球上の大多数の地域をカバーしており、至る所に到達している電波を探すということに意味はありません。
ましてや電波を発していないGPS発信機の電波を探すという行為は科学的に成立するはずのないことです。
GPS発信機から出されているのは受信機能を保持するだけの微逆電波だけなのです。

GPS発信機から送信機能のある電波は出ていません

ＧＰＳ発信機がよく取り付けられている場所は？

電波を発することがないGPS発信機を探すには、「車外」「車内」に分けて考える必要があります。
具体的には、スペアキーを含めた開錠することができる鍵を手にすることが出来る人物がGPS発信機を取り付けた可能性があるなら、車内と車外の両方を探す。
鍵の入手が不可能なケースでは車外のみを探すということになります。

調査依頼の多い車外でよく取り付けられている位置は、車の底の部分にマグネット等で取り付けられていることが多いです。
車種によって取り付けが可能な位置は異なりますので、ピンポイントにここというのは難しいといえます。

車内では、コンソールボックスや小物入れ、座席の裏、エンジン部（ボンネット内部）、トランク部など様々な場所が考えられます。
そこを丁寧に探していくしかありません。

GPS発信機の取り付け位置は様々です

車の全ての場所を探してくれるのですか？

軍事に携わる仕事の中でもGPSを担当している部署に所属されている方であればGPSの機能はとても詳しいと思いますが、こと車両に取り付けられるGPS発信機において最も精通しているのは探偵といえるでしょう。

しかしながら、GPSが取り付けられる可能性がある場所全てを探せるかというと別の話しです。
工具を使っての取り外し作業を伴う設置の可能性まで言及される場合、探偵では行うことができません。
整備の国家資格を持つ方が、車両を分解してくださり、分解された部品の中からGPS発信機を見つけるということであれば、ほぼ100％の割合で見つけられますが、それは現実的ではありません。

通常のGPS発信機の使用法である、充電を含めた脱着作業が一般的に行える箇所であれば探し出せるという回答になります。
また、30年に及ぶ調査経験でも、工具を使用した取り外し作業を伴うようなGPS発信機の設置は見たことがありません。

車両部品の取り外しには整備士資格が必要です

GPS追跡装置のバッテリーはどれくらいもちますか？

スマートホンと同じようにGPS発信機にも受信機としての機能を維持するために電源（バッテリー）が必要です。

一度の充電で稼働が可能な期間は、バッテリーの容量と検索頻度によって変わります。
具体的には、大きい容量のバッテリーの方が長持ちでき、頻繁に検索されるとバッテリーの消耗が早いということです。 そういった意味ではスマートホンと同じようなものと考えていただいて間違いないでしょう。

一般的なGPS発信機でいうと、バッテリー容量が小さいもので検索頻度が多い場合では２～３日。
バッテリー容量が大きく、検索頻度がそう多くないケースでは３０～４５日くらいになります。

GPS発信機の使用可能期間は２～４５日

GPS情報を取得できる様々なデバイス

ここでは、GPS発信機の情報を記載しましたが、GPS情報を得られるデバイスは他にも様々あります。
一般的なスマートホンから子供用の見守り携帯のようなもの、AirTagを含めたタグデバイス、GPS情報を本体に記録するロガータイプのものなど、多岐にわたります。

専門知識がないとGPSは発見できない

GPS機器を発見する為には、GPS機器に精通する専門知識をもった者が探す必要があります。
GPS機器がどのような形状であるのか？どういった物であるのか？を知らなければ何を探してよいかさえわかりません。

三重県の探偵ニュース 筆者紹介

探偵 矢橋克純

探偵社ガルエージェンシー伊勢湾・三重・名古屋駅西代表
ガル探偵学校名古屋校校長
ガルエージェンシー代理店統括事業部

出演テレビ番組多数
ラジオ番組コメンテイター、各種雑誌にて連載を執筆中

地域に根を張った探偵・興信業務を行い、東海・近畿地区には独自のネットワークが確立されており、特に三重県内での調査には絶対の自信があります。

探偵社概要

交通アクセス（四日市市城東町17-33）

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