境界性人格障害(ボーダーライン) が疑われる時
心の病気

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最初に(相談電話をされる前にお読みください)

本コラムをご覧いただいた方から、境界性パーソナリティ障害についてのご相談が寄せられますが、医師や心療療法士などの国家資格を有する専門ではない者が病気や症状について回答するのは適切ではないと考えます。
いくらご自身の悩みや苦しみを打ち明けられたとしても、調査という分野以外ではお役に立てることはないことをご理解いただき、電話相談は控えられるようお願いします。
特に夜間や早朝のお電話はおやめください。
ご相談の電話をされる前に、弊社が探偵社であることをご理解くださいますよう、宜しくお願いします。

探偵社への相談も多い境界性人格障害(ボーダーライン)が疑われる方との関係性保持は非常に難しく、対応に厳しい選択を余儀なくされるケースもあります。
ここでは、長年探偵社を運営してきた経験からの境界性人格障害を原因とされる肉体的・精神的被害や逃れ方などをご紹介しております。

精神疾患を有する総患者統計

「精神疾患を有する総患者数の推移」

平成17年 平成20年 平成23年 平成26年 平成29年
外来患者数(万人) 267.5 290 287.8 361.1 389.1
入院患者数(万人) 35.3 33,3 32.3 31.3 30.2

参考資料:厚生労働省HP「地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会」

パートナーに境界性人格障害の疑いがある時

主に思春期から成人になる頃に発症することの多い境界性人格障害。

境界性パーソナリティ障害やボーダーラインと呼ばれることもある精神疾患になります。

境界性パーソナリティ障害

境界性パーソナリティ障害(きょうかいせいパーソナリティしょうがい、英: Borderline personality disorder ; BPD)は、境界型パーソナリティ障害、情緒不安定パーソナリティ障害(じょうちょふあんてい-、Emotionally unstable personality disorder)[1]とも呼ばれ、不安定な自己 - 他者のイメージ、感情・思考の制御不全、衝動的な自己破壊行為などを特徴とする障害である。
一般では英名からボーダーライン、ボーダーと呼称されることもある。旧来の疾患概念である境界例と混同されやすい。
症状は青年期または成人初期から多く生じ、30代頃には軽減してくる傾向がある。自傷行動、自殺、薬物乱用リスクの高いグループである。
治療は精神療法(心理療法)を主とし、薬物療法は補助的に位置づけられ副作用と薬物乱用に注意し慎重に用いられる必要がある。

最初に申しあげておきますが、弊社には差別主義者は在籍しておりません。
また、国家資格を有する精神科医や臨床心理士も在籍しておりません。

その上で境界性人格障害が疑われる方と携わった探偵としての経験から、何らかのお役位に立てる情報が提供できればと考えてのコラムになります。
病気に関しての質問や意見を求められても、お答えすることができませんので、病気に関しての問い合わせは専門資格のある精神科や心療内科にされることをお勧めします。

繰り返しになりますが、調査以外の内容でのお電話でのお問い合わせはお控えいただきますよう、宜しくお願いいたします。

あくまで経験則からになりますが、境界性人格障害の方の特徴として真っ先に挙げられるのは、特定の人物に向けられる異常とも思える攻撃的な部分が存在することです。
最初はストレスからくるヒステリーみたいなものと感じられたり、考えられるかもしれません。

精神的な悩みをもつ人物

ちょっとしたヒステリーのような言動が徐々にエスカレートし、次第に怒りが爆発した時は手が付けられなくなる傾向があります。
しかし、いつも攻撃的かというと、そうではなく平穏な時もあれば、本人が自身の言動を心から反省するそぶりを見せる時もあります。
だからこそ、攻撃を向けられた人は反省を信じ、改心を受け入れようと努力されるのですが、同じことが繰り返されてしまうのです。

そのような状況下で、本人が病気であると認識しているケースは、まだ良いのですが、当人が自身に問題があると認めず、誰かに責任転嫁しているケースは、改善される希望がなく、より深刻になります。
さらに被害者が頭を悩ませられるのは、この症状がある方特有の「周囲の人を味方につけるのが非常に巧み」といった傾向で、何も知らない第三者に対し、自分は被害者であると信じ込まれることにより、ともすれば被害者が悪者(加害者)にされてしまい、味方がいなくなることです。

治療法としては医師の処方する薬にて症状を抑えることは可能ではあるようですが、完治の見込みは薄いとされています。
また、状況が悪化すると薬を飲まないことがあり、お酒を飲まれる方は、お酒に逃げる傾向があるようです。

心の病が疑われる内容が関係する探偵社に寄せられる相談の多くは、境界性人格障害と思われる方と結婚をし、お子さんがいる場合などが主となる傾向があります(※事実婚含む)。
また、交際相手に境界性人格障害が疑われる症状がみられるという相談も少なくありません。
言葉の暴力から始まる依頼人への攻撃が酷い上、程度は様々ではありますが、子供への虐待の疑いまであるなど、皆さん、困り果ててご相談に訪れられます。
ただ、症状が出ていない時期もある為、お子様のこと考えると、離婚には消極的である傾向がみられます。

この問題の解決は、症状や状況が異なる事から、ケースバイケースで判断することになり、非常に複雑な為、経験や専門知識が無いと判断を誤ってしまいます。
大切なのは、「症状の良い時を基準として判断をしない事」であると考えます。

いくら原因は心の病気とはいえ、境界性人格障害の方が配偶者(パートナー)という特殊な状況下において、その対応を素人が1人で抱えて乗り越えるのは、ほぼ不可能といえるでしょう。
心身ともにボロボロになって、最悪のケースでは刃傷沙汰になることさえあります。
時には心を鬼にして家族とは切り離し、治療に専念してもらうことも必要になるでしょう。

この問題が解決するには、本人が病気であることを認識し、「治さないことには家族が幸せに暮らせない。」「家族全てが不幸になる。」といったことを理解することが最低条件だということを、納得するする所から始めなければなりません。
いくらかであれば薬で症状を抑えられるのはわかっていることですので、本人が病気を理解した上での治療が解決への第一歩だと思います。
しかしながら、本人が病気ではないと言い張る場合は解決法への糸口は乏しいといえます。

また、依頼人が誰にも知られず隠密に問題を解決したいと強く希望されるケースなどは、行える方法が限られることから解決は難しくなります。
医師も弁護士も探偵も法律で定められた厳しい守秘義務があります。
相談内容が専門職から外部に漏れることは決してありません。

境界性人格障害の可能性が高い問題は、解決までに長い年月を要することが大半で、中には数年の年月を要することもあれば、生涯を通しても治らない事もあるでしょう。
精神病が原因での暴力や暴言を伴う深刻な事態を、誰にも知られず短期間で解決できる人は世界中を探してもいません。
「当事者が信頼できる医師を探し、診断をしっかり受け、処方された薬をきちんと服用する。」
「症状が悪い時ではなく、良い時に本人が理解するまで根気よく話をする。」
それしかないように思います。

参考情報:厚生労働省【境界性パーソナリティ障害 (BPD)

薬を手にする医者

境界性人格障害(ボーダーライン)が疑われる方からの逃れ方

「様々な事情や、相手に対する思いなどから、我慢や努力を重ねてきたけれど・・・」
「もうこれ以上頑張れない。」「病気には勝てない。」と悩まれている方は少なくないと存じます。

医学的にどう判断するのが正しいのか?
パートナーが離れることによってどのような影響が出るのか?
専門家ではありませんので軽はずみには言えませんが、探偵の仕事を通して得た経験や知識から、それが最善であるかは別にして「逃(に)げる」のも1つの手段であると考えます。
ただ、その執着心などを考えると単に逃げるのではなく、相手から離れていくような状況をつくるといった方法、言い換えれば双方が「逃(のが)れる」ようにされるのが良いと考えます。

手段は相手や状況によって様々になりますが、自分に執着する理由(原因)を考え、「これ以上一緒にいても価値が無い」「執着する価値がない人間」と相手に思わせることにより、執着よりもプライドを優先する相手の意志により離れる状況を作り出すといった方法が有効なケースはあります。

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三重県の探偵ニュース 筆者紹介

所長の矢橋克純

探偵

探偵社ガルエージェンシー伊勢湾・三重・名古屋駅西代表
ガル探偵学校名古屋校校長
ガルエージェンシー代理店統括事業部

出演テレビ番組多数
ラジオ番組コメンテイター、各種雑誌にて連載を執筆中

地域に根を張った探偵・興信業務を行い、東海・近畿地区には独自のネットワークが確立されており、特に三重県内での調査には絶対の自信があります。

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