配偶者の不倫を義父母に相談
義父母の裏切り
配偶者の不倫トラブルを義理の父や母へ伝えるのはやめた方が良い理由。
自分の親や兄弟だけにしておいた方が今後の不倫問題解決を考えると無難です。
夫(妻)が不倫を反省して戻ってきて欲しいとの願い
配偶者の不倫を知ってしまったとき、大事にせず「不倫を反省して自分の元に戻ってきてくれたら良い。」「不倫はいずれ許すつもり。」といった思いで、配偶者の父や母(義父母)から注意や叱咤をして貰えば何とかなると考え、配偶者の不貞行為で悩んでいることを義理の両親に相談されるケースは少なくありません。
確かに一般的な親であれば、自分の息子や娘が不倫をして家族が悲しんでいることを知れば、「子供の不倫をやめさせる為に何とか力になりたい!」と考えるでしょう。
最後まで子供を見捨てられる親は稀
探偵社へ寄せられる浮気調査の相談の中には、不倫問題の解決方法として「義父母に間に入って貰って不倫をやめさせる。」「親に不倫を知られることにより反省する。」といったことを設定される方がいます。
また、既に義父母に相談をされた後の方もいます。
自分の子供がしてしまった不始末なのだから、「いくら結婚したとはいえ、親から注意をされたり怒られたら反省して不倫はやめるだろう。」との考えになるのは理解できます。
しかしながら、既に夫(妻)の心が完全に配偶者から離れてしまっている場合、たとえ不倫相手と別れたとしても自分の元に戻ってくるとは限りません。
配偶者の不倫を相談した当初は、心配して完全にこちらの味方だった義両親が、やがて(ある日突然の場合もある)「自分の子供の意思を尊重する。」「夫婦のことは夫婦で解決しなさい。」と立場を変え、実子側の味方に回るというのは星の数ほどあるケースです。
中には子供と結託して、孫の親権を取ろうとすることも少なくありません。
どれだけ不出来な子供であろうと、子供を守るのが親という存在です。
最後は子供の味方になるというのは親として当然の行動といえます。
こちらの不倫解決策が筒抜けになる危険性
義両親が関わらないという立場を貫いてくれるような方であれば良いのですが、配偶者側の味方に回られた場合、「こちらの不倫解決策や持っている不貞行為の証拠が筒抜けになってしまう」ことになります。
浮気調査の実施後であれば、調査報告書の内容が筒抜けになって配偶者に伝わってしまいますし、浮気調査の直前や実施中の場合、硬い確率で「調査が発覚する」か「不倫相手と合わない」という結果に繋がってしまいます。
また、子供がいる場合、義父母にとっては大切な孫となることから「何が何でも孫の親権は子供に!」と考えられるのは無理もないことで、そうなると厄介な事態にもなりかねません。
冷静になって考えてみれば、親が自分の子供や孫の味方をするのは自然なことで、離婚をすれば会うこともない可能性が高い血族ではない義理の息子や娘の味方に最後までいられるという方が不自然だといえます。
厳しい言い方をすれば、「不倫の解決策としては、考えが甘い。」といえるでしょう。
不倫相談は自分の血族だけにするのが無難
「最後は子供の味方になるというのは親として当然の行動。」を考えれば、配偶者の不倫問題の相談先は拾の親を含め自分の血族に限定された方が無難です。
または、探偵でなくとも弁護士さんなど法律で守秘義務が定められている職業の方にされた方が良いです。
とはいえ、自分の子供が配偶者の不倫で悲しみ苦しんでいることを知った父や母などが激怒し、先走って相手に伝えてしまうというのは、今後の展開を考えれば、避けなければいけません。
既に不貞行為を証明できるだけの証拠が手元にあるのであれば、そこまで大きな問題は生じないでしょうが、証拠がない時点では配偶者にはぐからされてしまえば、そこまでになってしまうからです。
証拠をとられないよう警戒して不倫を続けられたら、証拠収集が非常に困難になってしまいます。
ご両親や兄弟に不倫問題の相談をする際は、悩み事相談というだけでなく、自分が考えている不倫問題の解決策をしっかり説明し、協力してほしいことがあるのであれば具体的な内容を伝え、決して不倫になる行動はしないよう話しておくことが大切です。
離婚になれば無関係になる義両親との関係
それまでどれだけ義両親との関係が良好であったとしても、離婚後は法律上「赤の他人」となります。
また、お子さんがいる場合、親権を取れなかった配偶者側の両親は孫と会えない可能性があります。
※大きくなった孫が自発的に会いに来るのは別
面会交流があるとはいえ、それは実の親の話であって、第三者の立会いを禁止した取り決めの面会交流の場合、当面の間は孫の顔が見れないことになります。
※離婚後の交際相手や再婚相手との接触を避ける為に面会交流に制限をつける
義両親に相談して良かった浮気調査事例
配偶者の不倫問題を義両親に相談をするのは大きなリスクがあると書いてきましたが、ご両親に相談して良かったというケースもあります。
それは自分の子供がしでかしてしまった不倫という不始末を案じ、「費用は私が支払うからしっかりとした証拠を掴んでおきなさい!」と浮気調査や弁護士費用の援助をしてくれるケースや、「息子(娘)が不倫をやめなかったり離婚を申し出た場合孫は私(達)が一緒に面倒をみてあげるから、息子(娘)は私が責任をもって追い出す!」としてくれるなどの、義両親が本物の人格者である場合です。
最後の最後まで味方であってくれるケースはそう多くはないのが実情ですが、30年にもなる浮気調査の相談の中にはこのような事例をいくつも経験してきました。
実際に自分の息子を追い出し、お嫁さんと孫の面倒を見続け、孫を養子縁組をした上で全財産を孫に相続させるとの遺言を作成された方もいらっしゃいました。
※遺留分は避けられない
不倫のリスクマネジメント
人は大きなトラブルや悩みに直面した時、正しい判断ができなくなってしまうことがあります。
私は浮気調査などの相談にお越しいただいた方の多くに、「今の段階ではポジティブな考えは捨て、ネガティブな考えが正しいと考えています。」「最悪な事態を想定しておくことで、本当にそうなってしまった時に、対応できるのです。」と話すようにしています。
既にトラブル渦中にある人が、夢のような理想的な解決になることなど滅多にありません。
自分の意思で行うのが不倫(不貞行為)であることから、後ろめたい気持ちはあるかもしれませんが、反省をしている人が行うことではないのです。
こうなったら最悪だということを想定した上で、そうならないよう準備や工夫することを「リスクマネジメント」といいます。
当然、不倫問題においても「リスクマネジメント」は重要で、今何を準備し、どういった対策を想定しておくことが必要なのかを考えておくことで、最悪の事態は防げると思います。
不倫にパッピーエンドなど、無いのですから。
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浮気調査コラム 筆者紹介
探偵 矢橋克純
探偵社ガルエージェンシー伊勢湾・三重・名古屋駅西代表
ガル探偵学校名古屋校校長
ガルエージェンシー代理店統括事業部
出演テレビ番組多数
ラジオ番組コメンテイター、各種雑誌にて連載を執筆中
地域に根を張った探偵・興信業務を行い、東海・近畿地区には独自のネットワークが確立されており、特に三重県内での調査には絶対の自信があります。
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社名 | 総合探偵社ガルエージェンシー伊勢湾 |
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